2021年2月18日木曜日

当院での内視鏡検査

胃カメラ、大腸カメラとも苦痛の少ない検査を目指しています。

胃カメラでは明らかな病変がある可能性が高く拡大機能による詳細な観察が必要な場合は、従来の太さの経口内視鏡 を使います。

その他の場合、つまり基本的には細径の経鼻内視鏡を使用しています。ただし現状では鼻からではなく経口的に使うことが多いです。

かなり細いので経口的に使用しても咽頭反射が少なく、これまで咽頭反射が強くて胃カメラがキツかった方も問題なく検査できます。

鼻からカメラを入れる方法ももちろん出来ます。鎮静剤なしでも検査が可能なことが多く、その場合検査中会話もできます。検査後も鎮静剤を使用しなければ休む必要もなく、すぐ帰宅できます。鎮静剤併用しての検査も可能です。

患者様の状況に応じてどちらの内視鏡を用いて検査をするか決めていきます。


大腸カメラでは、腸管内に入れるガスを空気ではなく炭酸ガスを使っています。吸収が早いため検査後の腹部膨満による苦痛がほとんどありません。

大腸カメラでは基本的に鎮静剤使用し検査をしていますが、ご希望があれば鎮静剤なしでの検査も可能です。

またこのコロナ禍において内視鏡検査での感染リスクを減らす工夫も行いながら検査しています。

スタッフのマスク、手袋、ガウンやエプロン、キャップ、フェイスシールドもしくはゴーグル着用はもちろんですが、患者様にも検査中マスクの着用(胃カメラの場合は切れ込みの入ったマスクを使用します)をお願いしています。

クリニック内には各所に空気清浄器、オゾン発生器、UVライトによる空気清浄器を設置しています。診察室、内視鏡室などはその都度アルコールで清拭、換気など感染防止を徹底しながら行なっております。

コロナ感染拡大による受診控えによって胃癌や大腸癌などの病気の発見が遅れることがないようにしていきたいと考えています。